教育長の部屋

伊達市では、「伊達市ICT活用推進計画」(令和6年度~9年度)を策定し、ICTを活用した授業の充実に力を入れています。その目的の一つとして、これからのデジタル社会に円滑に対応できる児童生徒の育成があります。

本市では、いち早く、各学校、各学級に大型の提示装置を配置するなどICT教育に必要な環境整備を進めるとともに、ICT支援員による訪問支援やICT教育サポーターの配置などを行ってきました。

また、教員のニーズに応じたスキル別実技研修会の実施、児童生徒のスキルアップを目的としたロボットプログラミングコンテスト(プログラミング的思考力の育成)やタイピングコンテスト(タイピングスキルの向上)も定着してきました。

 

 

 

これらの成果を確認する意味もあり、伊達市教育委員会では教職員研修講座の一つとして「ICT教育研修Ⅰ・授業研究」を行っています。今年度も伊達東小学校の協力により、第2学年「生活科」、第3学年「音楽科」、第6学年「家庭科」の3つの授業を公開していただきました。

当日は、市内の小中学校から多くの先生方が訪れ、子どもたちや指導する教員がタブレット等のICT機器を駆使した質の高い授業を熱心に参観していました。また、教育委員の皆様や市議会の佐藤議長をはじめ多くの議員の皆様にも、子どもたちがタブレットを円滑に活用して学ぶ姿を見ていただきました。

 

 

伊達市では、昨年度からデジタル・シティズンシップ教育をスタートさせています。デジタル・シティズンシップ教育とは、これまでの教育が大人の指導(大人が使い方を決める) であったものを子どもの自律(子どもが主体となって使い方を決める)へと転換していくもので、優れたデジタル市民(シティズン)になるために必要な能力を身に付けさせることを目的としています。

今回の公開授業の中にも、その取り組みの一端がみられたことはとても素晴らしいことだと思います。今後は全ての小中学校にデジタル・シティズンシップ教育を拡大していくとともに、現在、急速に使用が拡大している生成AIの学校等での活用について、生成AIスタンダード作成をスタートする予定です。

このように、伊達市教育委員会では教職員と児童生徒の両方に視点を当てた事業を通して、ICT教育の更なる充実を図っていきたいと考えています。今の子どもたちはデジタルネイティブですが、新しいテクノロジーが生活に及ぼす影響について正しく理解しているとは限りません。また、テクノロジーによって恩恵を受ける人もいれば、いじめ、ネット荒らしなど被害にあう人もいます。子どもたちがインターネットのリスクから身を守るだけでなく、有能な市民としてデジタル技術を積極的に活用する方法を理解させ、必要な能力を習得させる教育を進めていきますので、保護者の皆様をはじめ、市民の皆様のご理解とご支援をお願いいたします。

 

(7月 教育長の部屋) 教育長 渡部 光毅

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去る5月22日(金)に、令和8年度福島県市町村教育委員会連絡協議会伊達支会の総会及び研修会を、伊達ふれあいセンター(伊達市立図書館)を会場に開催しました。本協議会では、年間の活動計画や予算等を協議する総会に加えて、毎年、研修会を実施しています。

昨年度までは、各市町村の教育に関連する施設見学や体験が主な内容でしたが、本年度は、教育に関するテーマをもとに各市町村の取組や特徴などについて意見や情報を共有し協議する時間としました。

今回は、読書をテーマに取り上げ、伊達市立図書館の宍戸正幸館長からの講話と施設案内の後に、3つのグループに分かれて意見交換会を行いました。

 

 

 意見交換の話題に入る前に、本市の読書活動推進について触れたいと思います。市では、「読書は、読解力や想像力、思考力、表現力等を養うとともに、多様な文化の理解や、人とのコミュニケーションの基礎を築き、思いやりの心を育むことに資する」という考えから、「伊達市子ども読書活動推進計画」を平成23年3月に策定しました。その後、平成29年1月に第2次、令和3年4月に第3次、本年度令和8年4月に第4次と、時代の流れに合わせて推進する視点を明確にし、より実践的な内容となるよう計画の見直しを図ってきました。

第4次計画の策定に当たっては、読書に親しむ機会や読書環境の整備、読書活動の理解という3つの基本方針をより充実させるとともに、近年のスマホやタブレット等の急速な普及やスマホ所持率の低年齢化が子ども読書環境にも大きな影響を与えることから、新たな読書の手段として電子書籍を導入しています。また、電子書籍の利用促進を図るために市内の全児童生徒に電子図書館IDを割当て、図書館の個人利用がなくても電子図書の利用(閲覧・貸出)ができるようになっています。

その取り組みの中心となって活動しているのが伊達市立図書館です。講話をいただいた宍戸館長からは図書館が行っている様々な事業内容を聞くことができました。

たとえば、最も大切な選書については、毎週1回選書会議を開いて、ジャンルに偏りがないように選書を行っていること。また、市民からの要望に最大限に応えるためにリクエスト対応を行っていること。図書館のある伊達地域以外の方々にも貸出ができるように「出張!市立図書館」を、保原、梁川、霊山、月舘の各交流館に設けていること。など、読書の楽しさを広げるための様々な取組を知ることができました。

また昨年度は、館内見学に加え絵本の読み聞かせ、本を借りる体験等を基本とした見学学習に市内全ての小学校が来館したそうです。このことは、学びを支える図書館として本施設が機能していることの証であり、大変望ましいことと話されていました。さらに、各種イベントも多数開催されています。昨年1,300人を超える来館者のあった「図書館祭り」をはじめ、「夜のスペシャルメニュー in Date ライブラリー」など、子どもから大人まで幅広い世代の方々が読書の楽しみを味わうことができる催しが盛りだくさんでした。

 

 

3つの班で行われた情報交換会では、貴重な意見をたくさん聞くことができました。まず、読書の楽しみを広げるためには幼少期から本に親しむ習慣が大切であり、各教育委員会では「ブックスタート事業」を行っていること。(本市でも4歳児健診時に絵本とブックスタート手帳を贈呈し、乳児期から絵本を通した親子の触れ合いの大切さを伝えています。)

年齢が上がるにつれて読書時間が減る傾向があり本離れが深刻であること。ネット利用時間の長さが読書量の減少に影響しているとも考えられること。(県教委の調査では、1か月の読書冊数が「0冊」と回答した割合は高校生が48・1%、中学生が13.3%。理由の一つは、スマホ利用。こども家庭庁の調査では中学生の8割、高校生の9割が所持し、趣味目的でのインターネット利用時間は、1日あたりで小学生が2時間23分、中学生が2時間59分、高校生が3時間36分となっている。)

こどもが読書の習慣を身に付けるには大人や社会の働きかけが必要であること。自宅で保護者が一緒に読書をし、自分の好きな本を子どもにも勧めていること。読み終わった後に互いに感想を伝え合うこと。親も子どもと一緒にスマホから離れる時間を生み出すこと等、様々な視点から話し合いが行われました。

また、読書感想文の是非、学校図書館の充実や学校司書の全校配置、移動図書館の新設などを求める意見も出されました。さらには、書店の閉店が加速する現状から、今年の11月にオープン予定の伊達イオンモール内の書店に寄せる期待など、設定された50分が短く感じられるほどに有意義な時間を共有することができました。

 

 

今年の5月12日まで設けられた「子どもの読書週間」では、「ことばがきみのはねになる」という標語が使われていました。

物語の登場人物の心の動きを想像したり、新たな知識を得たりすることができる読書は、文字通り子どもたちが成長するための『はね』となってくれるもの。本の楽しさに気づくきっかけを大人がつくってあげたい。とあります。

市教育委員会では、幼小中の先生方を対象とした読書活動推進連絡会を6月4日に開催し、「絵本がつなぐ親子の絆と子どもの育ち」と題して、月舘認定こども園の園長先生から実践発表を行っていただきました。これからも、子どもたちの成長するための『はね』を大きく育てるために、読書活動充実を図っていきたいと考えています。

暦を見れば6月も半ばを過ぎ、夏休みまで約1ヵ月となりました。各園、各学校では学校行事等も大きな事故なく終えて1学期のまとめに入る時期になります。市民の皆様には6月後半、そして7月に向けても各学校、教育委員会の活動に対しましてご理解とお支援を賜りますようお願いいたします。

 

(6月 教育長の部屋)                  

教育長 渡 部 光 毅 

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 5月も半ばを過ぎ、ここ伊達市内も桜や桃の花の景色を終えて、山々の緑の鮮やかさを増す季節となりました。市内の各園、学校では新たな児童生徒や教職員を迎えて順調に教育活動が行われています。これも、各園、各校の園長先生や校長先生をはじめ、先生方による熱心な教育実践のおかげであると思っています。

ある新聞に、子どもたちが将来なりたい職業についての記事が掲載されていました。私の記憶によると、以前は圧倒的に「教員」(学校の先生)がトップの常連でした。しかし、近年の上位は「ユーチューバー」や「パティシエ」、「プログラマー」などのカタカナ表記の職業が多く、子どもたちのなりたい職種に変化が生じてきているようです。

これも時代の流れだとは思いますが、教員を志す子どもたちが少なくなっていることは少なからず寂しい気持ちがします。教員が上位でなくなった理由は多々あると考えられますが、子どもたちにとって現在の教員という職業のイメージは決して良いとは言えないのかもしれません。

たとえば、残業時間が多いとか中学校教員になると休日にも部活動指導があって休めないなど、新聞やテレビ等でマスコミから報道される内容がマイナス面に偏った報道が多いことが順位にも影響しているように感じています。

かつて教員は聖職とも言われ、あこがれの職業でありました。私も中学時代に部活動でお世話になった先生の影響を強く受けて教員を志した一人です。

また、少々現実的な面から話をすると、教員の給与は一般的な職種よりも高い時代もありましたが、現在は教員よりも初任給の高い一般企業も多数あるなど、教員という職業になりたいという希望を抱いているものの、現実には他の職業を選択する若者も多いと思われます。

しかし、教員になってよかったこともたくさんあります。その一つに「教え子との再会」があります。私は大学を卒業した後、行政職を除いて教諭として4校、教頭として1校、校長として2校の中学校に勤務しました。どの学校でも多くの生徒たちとの出会いがあり、毎日の授業や部活動等を通して中学校3年間という時間を共有しながら一緒に過ごし、卒業まで導いてきました。

もちろん、中学校を卒業すれば私たちの役目は終わるのですが、教え子たちが高校の部活動で優勝し全国インターハイに出場するなどの活躍が聞こえてきたり、中学校に顔を出したりすると何事にも形容しがたいうれしい気持ちになります。

再会には様々なケースがありました。学校以外では、休日にデパートや飲食店での出会いが一番多いのですが、ここ伊達市役所にも私の教え子がいます。当時中学生であった頃の面影は残っていますが、現在は立派に成長し、市役所内で重要な役職に就いています。さらにレアなケースを紹介すると、旅行先の岩手県での再会もありました。ある有名な冷麺屋を訪問した時のこと。そこでアルバイトをしていた店員の大学生(教え子)に「先生!」と声を掛けられたときはさすがに驚きました。

 

また、毎年4月に開催している、伊達ももの里マラソン大会にも私が最初に勤務した学校の教え子(写真の準優勝者)が参加し、いつも上位に入賞して大会を盛り上げてくれています。このような教え子との出会いこそ、「先生になってよかった!」と思える貴重な瞬間であり心の財産であると認識しています。

 

 

私は常々、「教育はひとづくり。教育は未来への投資」であると機会あるごとに話をしています。伊達市の未来を支える人材を育てるためには、地元を知る多くの先生が必要です。そのためにも市内の子どもたちが一人でも多く教員を目指し、自分が生まれ育った場所で教鞭をとり、様々な教育活動を通して「ひとをつくり、未来をつくる」というサイクルができればよいと考えています。

4月からスタートした令和8年度の学校教育活動も、4月末から5月はじめにかけての大型連休を終えてあっと言う間に一か月以上が過ぎました。小学校の運動会や中学校の中体連大会等も始まり、これから新学期の最盛期を迎えようとしています。教育委員会に加入したスタッフもようやく仕事に慣れてきました。これから、各園各学校の子どもたちや教職員が心身ともに健康で生き生きと活動し有意義な学校生活を送れるよう大いに支援していきます。

市民の皆様には5月後半、そして6月に向けても教育委員会の活動に対しましてご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

 

〔5月教育長の部屋〕                教育長 渡部光毅

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4月6日(月)に市内小中学校の始業式・入学式、7日(火)には梁川と月舘の認定こども園の始業式・入園式が行われました。入学式や入園式では、真新しい制服等を身にまとった児童生徒や園児たちが緊張した中にも笑顔を絶やさず入場する姿が印象的でした。

 

 

 

市の行事では、4月12日(日)に、64回目となる伊達ももの里マラソン大会が開催されました。低気圧の影響による強い風が吹くコンディションの中、北は北海道から南は広島県までの21都道府県から2,664名の選手が参加し、桜の花と桃の花咲く春の伊達路を颯爽と駆け抜けていました。

 

 

このように、令和8年度の教育活動や市が主催する行事が順調にスタートしました。令和7年度を振り返ってみると、学校・園では運動面や文化面の両方において児童生徒の活躍が多くみられた一年でした。もちろん児童生徒個々の努力や資質の高さが一番の要因であるのですが、各学校の校長先生をはじめ各先生方が日々の授業や部活動において教育的な価値をしっかりと把握し、適切な指導を行っていただいた成果であると思っています。

 

私は常々、「教育はひとづくり。教育は未来への投資」であると考えています。伊達市の未来を支える人材を育てるためにも、先生方の指導のもとで勉強に力を入れることはもちろん、部活動や学校行事などの様々な活動を今以上に自ら考え主体的に行動できる子どもの育成に力を入れたいと考えています。

 

令和8年度は、伊達市合併20周年を迎えた記念すべき年でもあります。

6月には記念式典も予定されており、これからも20周年を祝う多くの関連行事が開催される予定です。

 

私たち教育委員会事務局も各学校・各園とのつながりを重視し、昨年度以上に縦と横の連携を強めた教育行政を進めていきます。新年度も教育委員会の活動に対しまして、ご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

 

〔4月教育長の部屋〕                教育長 渡部光毅

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 去る1月11日(日)に令和8年「伊達市二十歳のつどい」が開催されました。会場となった保原体育館には、今年度二十歳を迎えた約400名が参加し、多くの来賓の皆様に激励され盛大に門出を祝いました。

式では、須田博行伊達市長の式辞、菅野喜明伊達市議会議長の祝辞に続いて、出席者を代表して菅野雄希さん、狗飼愛梨さんの二人が力強く誓いの言葉を述べました。「自分を支えてくれた両親や友人に感謝し、社会の一員であることを自覚し日々精進していきたい。」「今まで自分を支えてくれた方の期待に応え、感謝の気持ちを忘れることなく社会に貢献できるよう努力していきたい。」と希望に満ちた立派な誓いでした。

また、式全体を通して感じたことは、どの若者も会場での様々な連絡や指示を謙虚に受け止めて整然と参加していたことです。式中ほとんど私語もなく、厳かな中にも温かみのあふれる状況の中で式が進んでいました。毎年、この時期になると多くの会場で出席者のわがままな振る舞いやマナーの悪さが取り上げられテレビ等で報道されますが、本市では今年も全くそのような行動は見られませんでした。参加した方々が、大人としての自覚を持ちながら式の意義をしっかりと理解していたことの証だと思います。また、まさに、二十歳を迎えた出席者全員の心の結束によって創り上げることができた立派な式だったと思います。

民法改正によって成年年齢が18歳に引き下げられたことによって各自治体では、従来の「成人式=20歳」という式ではなく、様々な形で祝う会を催しています。伊達市も同様で、晴れて二十歳となられた節目の年に、「二十歳のつどい」という名称で実施しています。

今回で四度目となる開催にあたっては、各中学校から選ばれた実行委員が中心となって内容を検討し、参加者にとってより思い出に残る会になるよう、式終了後に皆が楽しめるイベントを計画していました。私も今回で2回目の参加となりましたが、二十歳を迎えた皆さんの出席率が非常に高いことがこの会の成功を物語っていると感じました。そして、合同開催の意義を高めつつ、今の時代に合った形に変化し定着してきたという印象を持ちました。

最後になりますが、本市の「二十歳のつどい」には、二十歳を迎えられた皆さんに改めて成人者としての自覚を促し夢と希望をもってたくましく人生を歩んでほしいという願いが込められていると思います。当日会場に入ってみると、多くの出席者によってかもし出される活気と華やかさは格別でした。昔の懐かしい友だちと久しぶりに顔を合わせ、笑顔で近況を語り合っている姿からは若者特有のエネルギーと頼もしさを感じ、今回の参加者が伊達市の未来を創る貴重な人材であることを改めて感じることができました。

今、日本は少子高齢化や人口減少だけでなく、若者の地元離れが深刻な課題になっています。私たちの伊達市も例外ではありません。伊達市の感動的な「二十歳のつどい」に今年も同席できたことを誇りに思うとともに、これからの伊達市を担う二十歳の皆さんの活躍、そして将来的に多くの皆さんが生まれ故郷である伊達市に戻り在住されることに大きな期待を寄せています。

 

2月教育長の部屋  教育長 渡部光毅

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 昨年の12月7日(日)に、伊達市保原総合運動公園 エフコム大泉球場を会場に、伊達市野球協会少年野球教室が開催されました。本教室は昨年から実施され、今年で2回目を迎えました。

当日は、野球協会からの依頼により講師を引き受けていただいた約40名の現役選手(コーチ)のもと102名という多くの子どもたちが参加してウォーミングアップから投球や打撃の基礎など、野球に必要な動きや技術について親睦を深めながら楽しく学ぶことができました。

 野球は、アメリカメジャーリーグでの大谷翔平選手をはじめとする日本人選手の活躍もあって親しみのあるスポーツですが、中学校では生徒数の減少や運動の二極化もあり運動部に所属する生徒が全国的に減少傾向にあり、伊達市も例外ではありません。しかし、伊達市を含む伊達地区の学校においては野球部の生徒が増えているという話をお聞きしました。これは、今回の野球教室のように現役で活躍する社会人の方々や学校の顧問の先生方の野球に対する情熱が子どもたちや保護者の皆様に伝わっている成果であると考えます。

 伊達市では、現在、「スポーツ推進計画」を策定中です。その一番の目的は、生涯スポーツ活動の充実であり、市民一人ひとりが日常的にスポーツを楽しみ、心身の健康の保持・増進とともに、文化的な生活を送ることができるよう子どもたちが感動できる体験の創出に取り組むことです。この意味においても、今回の少年野球教室のように、市内トップレベルの方が野球を通じて子どもたちと交流を図るこの活動は、本市の目指す健幸都市の実現に合致するものであり、更なる地域振興につながるものです。本企画を実行していただきました伊達市野球協会の芳賀祐蔵会長をはじめ関係者の皆様に深く感謝を申し上げます。

最後になりますが、令和7年を振り返ると運動や文化の両方において学校の子どもたちの活躍が多く見られた年でありました。新たに令和8年を迎え、伊達市の子どもたちや教職員が今以上に輝ける学校づくりを行うとともに、市民の皆様に役立つ生涯学習や社会教育の実践、子育て支援の充実に努めていかねばならないと思っています。

そして、~古いものを打ち破り、新しいものが生まれる~という「午(うま)年」にあやかり、積極的に新しいことにチャレンジしていきたいと思います。今年もぜひ市民の皆様から、様々なご意見や温かいご支援をいただければ幸いです。今年もどうぞよろしくお願いいたします!

1月教育長の部屋  教育長 渡部 光毅

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 第37回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会が、去る11月16日(日)に開催されました。今年も、宮口 剛監督、郷 美咲、佐藤 靖浩 両コーチの指導のもと中高生、社会人24名の選手で伊達市駅伝チームが結成されました。選手は、監督、コーチの指導のもとで定期練習会での走り込みに加え、各種ロードレース大会に参加することで個人の走力とチーム力を高めてきました。

 大会前に伊達市役所で開催された壮行会では、宮口監督から、「今年は昨年までけが等で走れなかった選手も走れるようになり、選手全員が好調を維持している。1区と2区で上位を保ち、3区以降はその流れに乗りたい。合併20周年に花を添えるためにも攻めのレースでタスキをつなぎ昨年以上の結果を残したい。」という力強い言葉がありました。また、選手一人一人からも大会に対する思いや意気込み発表があり、好成績が期待できる会となりました。

 本大会は、平成元年に始まり、開催当時は平成7年のふくしま国体までの期間限定とされていましたが、現在は、県民の中・長距離選手の育成強化を図る目的に加え、故郷への感謝の思いや郷土愛をはぐくみ、福島県の復興を象徴する大会として37回目を迎えており、本県の晩秋に欠かせない大きなイベントとなっています。

 大会当日は天候に恵まれ、昨年以上のハイペースでレースが進みました。監督のねらいどおり1区を任された、坂下 新菜さん(学法石川高3年)と2区を走る、佐藤 柊斗さん(学法石川高3年)の同級生同士によるタスキリレーで伊達市チームが勢いに乗りました。1区の坂下選手が先頭から約1分差の17位でタスキをつなぐと、2区の佐藤選手は前を行く15人を抜く素晴らしい走りで「区間賞」(伊達市チームではじめて!)を獲得し、順位を全体の2位に押し上げました。その後の選手も、任された区間において自己の想定タイムを上回る粘りの走りを見せ、昨年度と同じ順位(総合18位、市の部11位)ながら、総合タイムを3分以上短縮する素晴らしい成績を残してくれました。

 日本では、駅伝競走が中学高校の年代から数多く開催されており、今回のふくしま駅伝をはじめ、正月に行われる箱根駅伝など、国民的なイベントになっています。私が大学(順天堂大学陸上競技部)4年生の時のことです。箱根駅伝の前日に同級生メンバーの一人に「調子はどうか」と尋ねると、少し考えてから次のような答えが返ってきました。「正直、走ってみないと調子はわからない。でも、仲間の汗のしみ込んだタスキを受け取ると最初は冷たいが、走るうちに自分の体温で温まる。すると仲間と一体になったようで力が湧く。あとは何があっても絶対次のランナーまで渡してやろうと思う。それだけだ。」

 この言葉は、今でも私の記憶に残っていて、壮行会の時に選手の皆さんにも伝えたことです。今回、伊達市チームの皆さんは全ての区間で一本のタスキを渡すことは叶いませんでしたが、タスキを受け取った瞬間、きっと前の選手の汗や願いを感じながら走り切ったのだろうと思い、改めて駅伝競走のすばらしさを感じました。

 最後になりますが、仕事や学業と両立して練習に励み伊達市民に勇気と感動を与えてくださった選手の皆さん全員に改めて感謝申し上げます。また、選手を支えてくださったご家族の皆様、そして、大会当日、選手の輸送やサポートとしてご協力をいただきました関係者の皆様に心から敬意を表します。本当にありがとうございました。

 来年も大いに期待しています!

12月教育長の部屋 教育長 渡部光毅

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